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住宅へのこだわりと時間

By , 2012年6月8日 3:44 PM

空家になる前は施工主が思い入れをかけて、建築業者さんやデベロッパーと作り上げた建物だった

はずです。だから一軒一軒、個性があって出来上がった住宅に皆さん満足して居住してらしたと思

うのですが、思い入れのあった施主がいなくなりその家族も必要がないとなると、その建物は市場

価値でしか評価されません。

その市場価値とはある一定の標準値をもって判断されます。つまりその標準値からかけ離れた部

分はプラスどころかマイナスの評価でしかないのが実情です。(自動車の買取などで、高額のオ

プション品や高額の改造キットなどが、まったくプラスにならないばかりかマイナスになるのと

同じです。)

住宅もこだわって建てても自己満足でしかないのですから、その時代の標準モデル住宅にすむ事

がもっともコスト的には有利です。まあ、そう言ってしまえば身も蓋もないのですが。

でも、高温多湿になる土地柄、一般に木造住宅はメンテなしでは30年がいいところだと思います。

”時間がすべてを押し流す。”この事をもう少し建築思想に活かした世の中になれば、住宅事情は

よりよい方向に向かうと思います。たぶんあと30年すれば今の空家もすべてなくなっているかも

しれません。

 

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